こんにちは。サブカルチャーな青春を送ってきた47歳です。
音楽と本と、深夜ラジオと、少しの反抗心。そしてたばこ。
そんな青春時代を過ごしてきた人間にとって、たばこというのは「ただの有害物質」ではありませんでした。
今回は、そんな“煙のある風景”を振り返りながら、たばこを吸う理由、体への影響、そして「やっぱり禁煙した方がいいのか?」という問いに、正直に向き合ってみたいと思います。
なぜ、吸うのか?
大学生の頃、友人から「吸う?」と火をつけてもらったのが、私のたばこ人生の始まりでした。
かっこよく見えたから。背伸びしたかったから。たぶん、それだけだったと思います。
でも喫煙という行為は、不思議と“リズム”になっていきます。
起きてすぐ、仕事の合間、恋がうまくいかない夜。
「一服」という時間が、気持ちを整える装置になっていた。
体に悪いのは知っていた。けれど──
いま改めて言います。
たばこは、確実に身体に悪い。
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喫煙者は、非喫煙者に比べて心筋梗塞のリスクが約1.7倍(国立がん研究センター)
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肺がんの発症率は4〜5倍(厚生労働省)
他にもCOPD、脳卒中、胃がん、歯周病、妊娠合併症など、リスクは多岐に渡ります。
こうして数字を並べると、ぞっとします。
あの頃私はこのリスクの中にいたのです。
それでも、簡単に「悪い」とは言えなかった
これは矛盾かもしれません。
でも、私の中でたばこは「思い出の背景」にいつもありました。
書きかけのレポートに煮詰まってベランダで吸った1本。
夜の公園で、誰かと分け合った1本。
「わかってるよ、体に悪いんでしょ」
「でも、今だけは吸いたいんだよ」
──そんなふうに思っていた昔の自分に、今の私はこう言いたい。
「大丈夫。君はちゃんとやめられるよ」って。
次回予告:「禁煙したい!」──でも、やめられないあなたへ
次回は、やめたいと思ってもやめられない理由、
そして実際に禁煙に成功した人たちのリアルな体験談をお届けします。
「喫煙していた時間」を、「自分を取り戻す時間」へ。
煙の向こうに見える未来を、そろそろ描いてみませんか?