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アナログ時代を知っているデザイナーのハンコづくり

松村氏は仕事の傍ら、趣味として篆刻や木版画などの制作活動をされています。今回の取材はZOOMを使用して山口県にお住まいの松村氏にインタビューをさせていただきました。

山口県在住のグラフィックデザイナー

1966年生まれの松村真吾氏(54)は、グラフィックデザイナー。大手百貨店通販カタログのアートディレクターとして従事して来られました。約25年、京都に住居を構え、大阪や神戸のオフィスに通勤されていましたが、7年前に一大決心をして京都を離れる決意。家族と一緒に山口県柳井市に移転。移転後もテレワークで関西方面の仕事を現在も行なっています。

そんな松村氏は、仕事の傍ら、趣味として篆刻や木版画などの制作活動をされています。今回の取材はZOOMを使用して山口県の松村氏にインタビューをさせていただきました。

取材は東京と山口県柳井市をZOOMで接続して行いました

 

高校生で消しゴム版画にハマる

そもそも小学校の授業でゴム版画が面白かったので、いくつかの作品を掘っていたそうですが、その後に最初にハマった版画作りは「消しゴム版画」。市販の消しゴムにカッターナイフを使っていくつかの作品を作ったそうです。しかしながら、消しゴム版画を続けるうちに、素材が素材だけに細かな部分が掘りにくく、限界を感じていたそうです。

その後は、グラフィックデザイナーとして従事したことで、多忙な生活に追われ版画作りのことを忘れていたそうですが、10年ほど前に書店で一冊の本を手にしたことで「篆刻」作りに興味を持ちます。

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