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紙のリボンをくるくる巻くと、、、?さて、何ができるでしょう?

幅1mm~1cm程度の細長い紙のリボンがあります。赤、水色、黄色、紫、ピンク、オレンジ、ベージュ…、色とりどりの紙のリボン。これを、1本1本くるくる巻いて、いろいろと組み合わせると?

ペーパーレス時代にメスを入れる?! 紙の価値とは?

オフィスで使用する大量の文書。これを減らしていって、木から作られる紙資源を節約しようという「ペーパーレス」が叫ばれて久しく、巷ではどんどんデジタル化が進んでいます。

とは言え、無駄に紙を使うことは減らしつつも、紙ならではの価値を生かした用途も確かにあります。

例えば、本や雑誌、絵画、折り紙…。生粋のアナログ人間である筆者は、ニュースなどの情報関係はWEB上で入手することはあるものの、いまだ新聞を読み、本や雑誌を好んで読んでいます。紙を手にもって活字を読むことは、頭と目を使うだけではなく、体感しながら読むことができるからです。紙の質感、重み、匂い、それらに価値があると感じています。

また、紙で遊ぶと言えば、誰もが子どもの頃に経験したであろう折り紙です。

小さい子どもでも、一枚の平たい紙を折ることで動物や花など様々な造形に変化していくおもしろさを自分の頭と指を駆使することで学んでいける、とても素敵な文化だと思います。お見舞いの際に「早くよくなって欲しい」という願いを込めて贈る「千羽鶴」などは、そんな素敵な文化の筆頭と言えるのではないでしょうか?

 

発祥は古代エジプト!中世ヨーロッパでも盛んだった「クイリング」

さて、冒頭の紙のリボンの話に戻りましょう。

細長い紙のリボン、これを涙型に巻いてみたり、もっとくるくる巻いてみたり、そうやって作ったパーツの一つ一つで、花びらや雫などを表現できます。このパーツをいろいろな形や方法で組み合わせることで、様々な花々やハート形などを簡単に作ることができます。

これは「ペーパークイリング」と言うハンドメイドクラフトで、小さなお子さんから高齢者まで、手軽に楽しめるもの。型紙付きで多彩な作品のつくり方が載っているHOW TO本も数多く出版されているぐらい、じわじわと数多くの人たちの間で浸透してきています。

この「クイリング」、発祥は古代エジプトにまで遡り、2・3世紀頃にはヨーロッパ各地で金や銀の細いワイヤーを使って柱や花瓶を装飾する技法へと発展していきました。

「ペーパークイリング」が本格的に普及しはじめたのは12世紀頃からで、素材として使っていた金属が高価だったことや、作るのに技術が必要だったことから、次第に素材が紙に変わっていったと言われています。

18世紀になると、上流階級のご婦人の趣味としても盛んになり、コースターやティーキャディを装飾したり、箱を装飾して綺麗なジュエリーボックスを作ったりすることが流行しました。

今でも、飾り付け用のビーズなどが付いたキットも売っていますし、紙をはじめ、百均で売っているビーズなどの飾りアイテムや、木製の小箱、フレーム、ボードなどを利用すれば、お手頃にかつての貴婦人の趣味を楽しむことができます。

ちなみに「クイリング」の語源には諸説あるようですが、当初、ガチョウの羽根を意味する「クイル(Quill)」で紙をくるくると巻いていたことから、そう呼ばれるようになったと言われています。

 

まるで魔法をかけたよう! 紙のリボンが多彩なアート作品に! 

 

春は桜、初夏はあじさい、夏はひまわり、秋はコスモスなど季節の花、クリスマスリーフ正月飾りなどなど、家の中を華やかに飾ったり、プレゼントを入れるケースを装飾したり、そのままフレームに入れてアートフレームとして飾ることもできますし、メッセージカードやアクセサリーにするなど、アイデア次第で楽しみ方は無限。

紙ならではのナチュラルな質感も手伝って、感性のままに作ることで、素敵な作品に仕上がります。それはまるで、紙に魔法がかかったみたい!

かくいう筆者の娘は、折り紙も活用して、ピンセットで丁寧に丸みを出しながら作った花びらと、クイリングで作った花びらを組み合わせたりしながら、ヒマさえあればいそいそと楽しんでいるようです。

紙ならではの魅力を、存分に楽しめる「ペーパークイリング」に、みなさんもぜひ挑戦してみては?

 

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