試合で使われる本格モデルから、ストリートっぽいカジュアルタイプまで──
今日はそんな「ベースボールキャップ」の魅力について、少し深掘りしてみようと思います。
1. ベースボールキャップの歴史って?
キャップのルーツは、19世紀アメリカの野球チーム「ブルックリン・エクセルシオールズ」までさかのぼります。
当時はフニャっとした布製で、今のような芯入りのしっかりした形ではありませんでした。
でも1950年代になると、6パネル構造+前に芯+ツバ付きという今の形が登場します。
それからというもの、キャップはスポーツだけでなくカルチャーアイコンとして広がっていきました。
ストリート、ヒップホップ、スケートボード──
いまや、多くの人が持っているスタンダードなアイテムですよね。
2. NEW ERAの「59FIFTY」って何者?
私のお気に入りでもある、NEW ERA社の59FIFTY(フィフティーナインフィフティー)。
これはMLBの公式試合用キャップとして使われている、いわば本物のプロモデルです。しびれますね!
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サイズ調整なしの「固定サイズ」(55.8cmから9mm刻みのサイズバリエーションがあるよ!)
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まっすぐなフラットバイザー(ツバ)
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クラウンが深く、目深にかぶれる
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ツバ裏はグレー or グリーン
サイズの合ったキャップを目深に被ると、しっかりフィットするので「姿勢までピリッと」します。
街中でも被っている人を見ると、「まさか同志!?」と目で追ってしまいます(笑)
59FIFTY、個体差に気をつけて!
ゲーム用キャップはアジャスターがないため、頭のサイズにピッタリ合ったものを選ぶのがミソです。
そして個体差が大きいのも特徴。同じサイズを買っても緩かったりピッタリだったり…。特にセカンドハンド品は小さい傾向にあります(ウール製品のため汗などで縮みます)。本当はフィッティングするのがベストな商品ですよ。
3. 59FIFTYとLow Profile──どっちが似合う?
実は、59FIFTYには兄弟モデルとして「Low Profile(ロープロファイル)」というモデルもあります。
こちらはツバが軽くカーブしていて、クラウンも浅め。ちょっとナチュラル&カジュアルな印象。
じゃあどっちが似合うの?という話。
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🧢 59FIFTY(深め・直線) → 面長・卵型・シャープな顔立ちに◎
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🧢 Low Profile(浅め・カーブ) → 丸顔・四角顔・やさしい印象の人に◎
わたしは自分で「両方似合う」と思ってますが(照)、
たぶんこれは帽子好きあるある。似合うように調整して被ってるのだと思います(笑)。許してください。
4. まとめ:帽子は“被る”より“似合わせる”へ
キャップって、かぶるだけで「自分の輪郭や雰囲気」がガラッと変わる面白いアイテム。
シンプルな服装の日でも、キャップひとつでぐっと引き締まったり、リラックスしたムードが出たりします。
帽子を買うときはぜひ、「顔型との相性」や「クラウンの深さ」、「ツバのカーブ」を少しだけ意識してみてください。
そして最後に、ツバをちょんと触って角度を調整──
そんな仕草まで含めて、帽子は楽しい。
5.付録:顔の形別キャップ似合わせ診断チャート
顔の形 |
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特徴 |
似合うキャップの形 |
理由 |
NGになりやすい形 |
卵型 |
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全体のバランスが整っている |
全部OK!(特に59FIFTY) |
どんな帽子でも馴染みやすい黄金比 |
特になし(ツバの形で印象を調整可能) |
逆三角形(おでこ広め・あご細め) |
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シャープで都会的な印象 |
59FIFTY(深め・直線ツバ) |
クラウンの高さで顔の下半分とバランスを取れる |
浅すぎる形は頭が浮いて見えることも |
丸顔 |
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顔の縦横比がほぼ同じ |
Low Profile/ツバカーブ型 |
低クラウン&丸いラインで柔らかく調和 |
高クラウン+フラットツバは重心が上に行きすぎることも |
ベース型(エラ張り・直線的) |
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顔がしっかりして見える |
Low Profile/カーブツバ or 6パネルキャップ |
丸みのあるデザインでエラの直線とバランスをとる |
シャープすぎる形は顔の直線を強調してしまう |
四角顔 |
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おでこもあごも直線的で角ばっている |
浅め・丸み(Low Profile)のあるキャップ |
直線をやわらげる曲線でやさしい印象に |
高クラウン+角ばったキャップはゴツくなりすぎる |
面長 |
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顔が縦に長い |
ツバ長め・浅めのキャップ(Low Profile) |
視線を横に広げて縦長バランスをカバー |
深すぎる帽子は重たくなって逆効果 |
ハート型 |
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額広くてあごが細め |
59FIFTY/浅クラウン(Low Profile)どちらも◎ |
ツバの角度とクラウンの高さで印象調整しやすい |
丸すぎる帽子はあごが細く見えすぎることも |