ワイングラス、どれを選ぶ?
ワインを味わう際に重要視したいのがグラス。最高級のワインを用意しても、グラス選びを間違えるとそのワイン本来の美味しさが損なわれてしまいます。ワイングラスを変えるだけで、同じワインでも香りや味わい方の感じ方って変わるんです。少しの手間をかけるだけで味が美味しくなるなら、試してみるのもいいと思いませんか?
ワイングラスは、飲み口がやや狭くすぼまった赤ワインを味わうのに適した大ぶりのグラスと、チューリップ型の小ぶりな白ワイン用のグラス、フルートグラスといったように、さまざまな種類があります。
本当にたくさんの種類のグラスがあるのですが、基本的にはこの3つを使い分ければ問題ありません。
ちなみに、赤ワインに適したグラスの中央部が球形になっているのは、ワインの香りがたくさん空気にふれて十分に引き出され、より芳醇な香りを楽しむためなんです。空気にふれるとタンニンと呼ばれる渋みも和らぐので、赤ワインは渋くて苦手、という人は、飲む1~2時間くらい前に抜栓しておくと、まろやかな味わいになるのでおすすめです。
白ワインを飲むなら小ぶりサイズを。これは白ワインの適温が低いので、冷たいうちに飲み切れるようにするため。細長いフルートグラスはスパークリングワインを飲むときに使用してくださいね。泡がきれいに立ち上がって見映えがよくなりますよ。
ワインは飲むときの温度も重要
次に気にしたいのが温度。温度が高すぎたり低すぎたりすると、グラスと同様、香りや味に違いが出てしまいます。
赤ワインは常温、白ワインとスパークリングワインは冷して飲むとよいとされていますが、フルーティーな白ワインと濃厚な白ワインでは適温が異なるので、ワインの個性にあわせるのが大切です。ちなみに、どのワインも20℃以上で飲むのは避けた方がベター。
でもお店で白ワインを購入し、すぐ飲みたいのに冷えてなかった…という場合、困りますよね。