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文房具の使用期限

普段の生活で使っている文房具に、実は使用期限があったのを知っていたでしょうか? 確かに、自宅にあるボールペンを久しぶりに使ってみると書けない…ということがありますよね。今回は、文房具の使用期限について深堀りしてみましょう。

ボールペンの使用期限

意外かもしれませんが、ボールペンには使用期限があります。油性ボールペンなら約3年、水性ボールペンの場合、約2年が快適に使える目安と言われています。ボールペンのインキは、保存状態にもよりますが長い時間が経つと溶剤が蒸発して徐々に書きにくくなります。

何となくですが、ボールペンはずっと使える、腐らないというイメージがあったので、ボールペンに使える目安があったのは意外ですよね。

セロハンテープ、両面テープの使用期限

セロハンテープの使用期限は約3~4年、両面テープの使用期限は約2年と言われています。

変色しても使えますが、劣化して粘着が弱くなります。粘着剤は熱や紫外線によって劣化し、時間が経つと黄色っぽく変色して貼りつかなくなるので、比較的分かりやすい形で現れます。ちなみに、テープがこうなってしまった状態をメーカーでは「風邪を引く」と、表現するそうです。

使用期限がない文房具は?

逆に、使用期限がないのは鉛筆と消しゴム。

鉛筆は芯も軸も腐ることはありませんが、湿気や乾燥を嫌います。保存状態が良ければ、中で芯が折れない限り半永久的に使うことができます。ちなみに、久能山にある日本最古の鉛筆は約400年前に作られましたが、未だに書くことができるそうです。

また、消しゴムも特定の使用期限はありません。保存状態が良ければ何年でも消して使うことができますが、製造から何年も経った消しゴムは、やはり消し心地が悪くなってしまうようです。

使用期限はあくまでも目安

メーカーによって使用期限は多少違いますし、あくまでも目安なので、取り扱いを丁寧にしていれば、もっと長い期間使えるかもしれません。

ただ、ボールペンやテープ類は家庭では、意外と使う機会が少なかったりしますよね。量販店のセールでまとめて販売されていると、ついつい買ってしまいますが…。果たしてその量を実際に使えるのか、一旦立ち止まって考えてから購入してもよいかもしれないですね。