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髪を寄付しよう 前編

髪を寄付しよう

私は3年ぶりに美容室へ電話をしました。 「髪を寄付したいのですが、カットしてもらえますか?」

先日、ヘアドネーションをしてきました。

ヘアドネーションとは病気や不慮の事故で髪の毛を失ってしまった子供達へ医療用ウィッグ(かつら)を無償提供する活動のことです。

hairdonation

なぜ参加しようと思ったのか

2019年、私はどうしても髪の毛を切るのが面倒でロングヘアになりかけていました。当時社内ではモノスイッチのサイトを立ち上げる企画が持ち上がって時期でもありました。

その頃の私は寄付活動にあまり興味はなく、最初は何か記事を書くためのネタ作りとしてヘアドネーションに参加しようとしたのです。

つまり「切るのが面倒」とか「何か人に話すことが出来る体験をするため」といった、とても打算的な動機で私の活動は始まりました。

髪を持たない子どもたち

スケジュールを立てるために寄付予定のNPO団体が作っているwebページを読んでみると、先述の通り事故や病、アレルギーなどで髪を持たない子供達が日本にもたくさんいて、子供用のウィッグを必要としていました。
2022年5月現在も200人以上の子供達が現在進行形で医療用ウィッグを希望して待機しています。

もちろん医療用ウィッグは、購入することも出来ます。
ところが、人毛ウィッグは頭の形に合わせたオーダーメイドにすると15〜20万円前後が相場価格で、非常に高価です。
また、1度購入したら永続的に使えるわけではありません。
子供達は成長によって頭の大きさが変わっていきますし、毎日使うとウィッグの寿命は約2年程度といわれており、消耗品なのです。

私の知らなかった世界です。

そして幼児期から思春期の多感な時代に髪の毛がないというのはおそらく、筆舌に尽くしがたいものがあるでしょう。

心が痛みました。

当時の私は二つの指針を立てました。

  1. 人からは偽善と言われるかもしれないけど、まず参加する
  2. 最終的な価値判断は参加後に自分で行う

こうして髪を伸ばす生活を始めたのです。

髪を伸ばしてみて分かったこと

ドネーションするにはカットした状態で最低31㎝必要です。
※以前は31㎝以下でも評価毛として販売することができるため寄付が出来ていましたが、現在はどの団体も一旦中止しています
これは活動が始まったアメリカの基準12インチを換算した長さなのだそうです(レコード盤の直径と同じですね!)。

すでに幾ばくか伸びた髪があるので1ヶ月1㎝として、ゴールまで約2年の長い旅となります。

以下は伸ばし始めてから起きた変化です。

  • シャンプー液は1年伸ばした頃5プッシュ、2年経った頃には8プッシュになっていました
  • 入浴後、浴室の排水口には信じられないぐらいたくさんの毛髪がボール状になっています(通称「毛ボール」)
  • どんなにトリートメントしても髪の毛は長すぎてモチャモチャに絡まっています
  • ヘアブラシにはひどい皮脂汚れがつくので、髪に加えてブラシもほぼ毎日洗います
  • 髪の毛を乾かすのに最低10分かかります。年間約60時間を髪の乾燥に使ったことになります
  • 普通のヘアアクセサリーではまとめきり得ません。ヘアピンは重さで折れました
  • 髪が重たすぎて毎日やや頭痛気味です

こんな調子で本当に寄付できる長さになるのか不安しかありません

さあ、後編はいよいよ断髪式です。