36歳で気付く武器不足
子どもの頃から、歯医者に行く前はしっかり磨いてから出かける。
なのに毎回こう言われるのだ。
「磨き方がなってない!」
自分では、言われた通りに磨いているつもりなのに、なぜ?
社長の言葉を思い出す
その時ふと思い出した。
会社の代表がよく言う言葉だ。
「武器はなるべく最新に揃えておけ!」
私の歯磨き事情といえば、ドラッグストアで適当に選んだ歯ブラシ。
大きさも硬さもグリップも気にしたことがない。
そうか、スキル不足はツールで補えばいいのだ。
デンタルケア沼への入口
調べてみると、世の中には想像以上に多くのデンタルケアツールが存在していた。
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フロスだけでも糸タイプ、グリップ付きタイプ
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歯間ブラシ(そもそもフロスと何が違う?)は金属製とシリコン製
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舌用ブラシ
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水圧口内洗浄機
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洗口液(マウスウォッシュ)
探せば探すほど、まるでRPGの武器屋のように出るわ出るわ。
私が導入した装備
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電動歯ブラシ
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シリコン製歯間ブラシ
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T字型フロス
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ポイントブラシ(とても小さいヘッドの固め歯ブラシ)
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口内洗浄機
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歯科医専用洗口液「コンクールF」
いざ実戦
本当に面倒くさいが、歯医者で恥をかいたり残酷な宣告を受けたりするくらいなら、やるしかない。
習慣になるまで、毎日マジメに取り組んだ。
しかし――
虚しい事実
実は、適当な歯ブラシ一本で戦っていた頃と、特に口内環境の変化は感じない。
果たして、この装備投資は意味があったのか……?
(次回へつづく)