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渋いイメージはもう古い。伝統工芸品の「有松・鳴海絞」

絞り染めの産地として名高い、名古屋市の有松地区。国の伝統的工芸品にも指定されている「有松・鳴海絞」は、400年以上の歴史を持ち、今なお進化を遂げている。昔ながらの浴衣や手ぬぐいだけでなく、今は洋服や雑貨まで販売しているって知ってた?

旅人へ向けたお土産品が歴史の始まり


有松・鳴海絞の歴史は400年以上前、江戸時代まで遡る。東海道の鳴海宿と池鯉鮒(ちりゅう)宿の間にあった有松地区は丘陵地帯で農業に向いておらず、鳴海宿との距離も近かったため、宿場町としての発展も難しい状況にあった。

そこで住人の一人である竹田庄九郎が名古屋城の築城のために九州から来ていた職人から絞り技法を学び、東海道を行き来する旅人に向けて手ぬぐいなどの土産物を販売。これが爆発的人気を博し、一躍街道の名物になったのが「有松・鳴海絞」の始まりだと言われている。

「縫う」「括る」「畳む」…。染技法はなんと100種以上!

有松絞りの特徴は、美しく繊細なその模様。

布をくくって染める絞りの技術で、さまざまな文様を描き出すのだが、過去にはその絞技法は100種類以上にも及んだとか。今はそのうち75種類ほどの技術が、受け継がれているという。複雑な模様をひとつひとつ手仕事で作り上げていく様は、まさに圧巻。


多数ある技法の中から、ほんの少しだけその技法を紹介しよう。

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