写真アルバムが大切だった時代
昭和世代の私にとって「写真アルバム」には、多くの思い出があります。
例えば年始で親戚が集まるようなイベントがある時、アルバムを囲んで昔話に花を咲かせたものです。それは子供同士でも同じで、友達の家に遊びにいくとアルバムを見せてもらい、私の知らない友達の一面を垣間見たり、彼の家族や親戚の写真に興味を持っていたものでした。
その当時の写真アルバムは、ベージュや黒の厚紙が閉じられたもので、そこに直接写真を貼り付けたり、四隅にシールを貼って写真を固定させたりしていました。アルバムには親が色々なメモ書きを書き加えるのですが、大人の達筆な文字で子供には読みにくかったのを覚えています。
その後、私が中学生になる頃(1970年代はじめ)に、ナカバヤシのフエルアルバムという製品がブームになりました。