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知れば知るほど奥深い包丁研ぎの魅力

料理を趣味とする男性の中には、包丁研ぎにチャレンジしたことがある人も多いのではないでしょうか。せっかくなら、料理に使う道具のメンテナンスにもこだわりたいところ。今回は「包丁研ぎ」について掘り下げていきましょう。

包丁研ぎで得られる5つの喜び

自分で包丁研ぎができるようになると、さまざまなメリットが得られます。

  1. 1.研ぐ喜び

包丁研ぎの醍醐味は、刃が鋭利に研がれてよく切れるようになること。視覚、聴覚、触覚を駆使しつつ、包丁と砥石の対話を楽しみながら思い通りの切れ味になった時の達成感は格別です。

  1. 2.使う喜び

包丁の刃がストレスなく食材に入る感触はとても心地よく、その後の調理も楽しくなります。

  1. 3.味わう喜び

包丁の刃がスッと入ると、食材の細胞を潰すことなく切ることができます。本来の舌触りや触感を損なわないため、味が良くなり、食材が傷みにくくなるなどの変化が生まれます。

  1. 4.感謝される喜び

キッチンにある包丁を研いであげることで、あなたの奥さまに喜ばれ、感謝されます。

  1. 5.継ぐ喜び

上手に研げるようになることで、大切な思い入れのある包丁を長く、小さくなるまで愛用できます。

実は、良いことづくめの包丁研ぎ。ますます、包丁研ぎをマスターしたいという気持ちが高まりますが、実は研ぎ方が上手くなっても、包丁によっては研いでも意味がない場合があるのです。

研ぐ包丁の種類を確認

包丁を研ぐ前に、これから研ごうとしている包丁はどんなものか確認しましょう。量販店の安価な包丁や引き出物でもらった包丁は、材質が良くなかったりするので、研いでも切れ味がすぐに悪くなってしまう可能性があります。出刃や牛刀などの専門包丁や包丁専門店で買った三徳包丁など、材質の良い包丁で研ぎましょう。

仕上がりを追求するなら砥石の使い分けを

砥石には荒砥石、中砥石、仕上砥石の3種類があります。荒砥石は青や黒など、全体的に濃い色をしており、大きく欠けた刃先を修理する時に使います。中砥石は茶系の色で日々のメンテナンスに、仕上砥石は白や薄いベージュなど、全体的に薄い色で包丁の切れ味をさらに良くしたい時に使います。家庭用であれば、中砥石だけでも可能ですが、3種類の砥石があると早くきちんと研ぎ直しができるので、慣れてきたら使い分けてみましょう。サイズもメーカーによって差はありますが3サイズあり、家庭用なら一番小さいサイズで十分です。さらに、砥石には同じ種類でも柔らかいタイプと硬いタイプがあります。家庭用包丁を研ぐ場合は、砥石面が柔らかい方が凹みやすく、包丁を研磨する力があるのでおすすめです。

砥石もメンテナンスしましょう

砥石は使い続けていると、表面の中央部分が凹んできます。この状態で包丁を研ぐと、少しずつ変形してしまいます。一回使用した砥石は、必ず面直し用砥石を使って平らになるまで削りましょう。この作業は研ぎ直しの大切なポイントになるので、大きく凹んでから面直しを行うと、平らにするのにとても時間がかかってしまいます。ですので、包丁を研ぐ前は毎回面直しすることを心がけて、習慣にするのがおすすめです。

なお、実際に砥石で包丁を研ぐ方法は、家庭用包丁を扱うサイトなど、具体的に書かれているサイトがたくさんありますので、そちらを参照してください。

包丁研ぎの魅力を堪能しましょう

「研ぐ」という行為は、切れなくなった刃物を研磨して、再び切れるようにする実用的な作業ですが、研ぎの技術を追求したり、自分のお気に入りの砥石を選ぶという高い趣味性も兼ねています。そういった趣味性を追求することで、切れ味という実用性にも影響することが、包丁研ぎの面白さではないでしょうか。研ぎが上達して、包丁の切れ味が良かった時の達成感はひとしお。切れ味が良くなると、料理が楽しくなったり、味に自信が出るなど二重、三重の喜びに変わります。ぜひ、包丁研ぎで得られる世界の広がりを存分に体感してください。