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レザージャケットのメンテナンス【基本編】

冬の間に大活躍したレザージャケットやコート類を、そのままクローゼットに放り込んでいませんか? 季節は春。衣替えのこの機会に、しっかりとメンテナンスを行っておきましょう。

防風・防寒性に優れ、何より丈夫で長持ち。普段のおしゃれを格上げしてくれる本革のレザージャケットは、ファッションアイテムとしてもはや不可欠な存在かもしれません。

いいモノは数万円から数十万円するため、まさに一生モノ。着込めば着込むほどに、身体のフォルムにぴったりフィットしていって、アタリやシワ、光沢が出てくればそれもまた味。革製品ゆえの経年変化(エイジング)で、育てる楽しさを味わわせてくれるのがレザージャケットの魅力です。

とはいえ、革はある意味生き物。手入れを怠ると急激に劣化し、酷い場合はカビだらけになってしまいます。

ハイブランドの高級品を下ろしたてのままキレイに着続けたい人も、新品は気恥ずかしいからと、あえて“こなれ感”を演出したい人も、あまねく定期的なメンテナンスが必須です。

メンテナンスをはじめる前に、最低限用意しておきたい道具は以下。

・レザーローション(クリーニング&栄養補給)
・ミンクオイル(油分補給=保革)
・乾いた雑巾(汚れていないもの)
・ブラシ類(できれば馬毛と豚毛の2種。細かい部分の汚れ落とし用に歯ブラシもあると便利)

さらに、革に色褪せなどが見られる場合は、その色に近い補色クリームなども用意しておくと作業がはかどります。また、仕上げに防水スプレーをかければ、汚れや水気を弾いてくれます。

基本的なメンテナンス方法

牛、馬、羊、山羊、豚、バッファロー、鹿と、革の種類はさまざま。それぞれに特性があり、お手入れの仕方はおのずと変わってきます。ここではベーシックな牛革スムースレザーのメンテナンス方法をご紹介しましょう。

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