■ “サブカル野郎”の私、料理もけっこう好き
「え、意外!」とよく言われるけど、
サブカル好きな私は料理も大好き。
気づけばキッチンにはストウブの鍋、鉄フライパン、コーヒーミル、
ついには柳刃包丁までコレクションに加わっていた。
(いや、イタリア料理に柳刃包丁って…でも切れ味最高だから使う!)
そんな私が今夜は、“スカルペッタ”に合う料理を本気で作ってみたくなった。
■ パンでぬぐうために作りたい、珠玉のイタリアン
1.ポルペッティーネ(ミートボールのトマト煮)
ミートボールのふっくら感は、手でしっかり練った時の手ごたえが命。
オリーブオイルとニンニクの香りに包まれて、
コトコト煮込むトマトソースが“スカルペッタ待ったなし”の完成度。
気分次第で、パルミジャーノをこれでもかと削り入れて。
2.アクアパッツァ(魚介の旨みスープ)
ここで柳刃包丁の出番。
白身魚を美しくおろし、アサリ・オリーブ・ミニトマトと一緒にフライパンへ。
仕上げのエキストラバージンオリーブオイルを惜しみなく回しかけ、
魚介のうまみたっぷりのスープで、
「さあ、パン太郎、出番だぞ!」となる。
3.サルティンボッカ・アッラ・ロマーナ
豚肉と生ハムを重ねて、セージを忍ばせてソテー。
白ワインとバターの香りに包まれる台所は、まるでローマの下町。
残ったソースは“絶対パンで拭き取ってください”というシェフの声が聞こえる。
4.パッパ・アル・ポモドーロ
パン好き自炊派なら一度は作りたい、
「残りものパンの最高活用」。
トマト、ニンニク、オリーブオイルとパンが渾然一体となって、
これはもうスカルペッタの無限ループ。
■ パン選びの沼もまた楽しい
チャバタ、カンパーニュ、バゲット……
日によって焼き加減も、食感も変えてみる。
“自家製酵母で焼いたパンをスカルペッタに使う贅沢”も、
この季節ならではの醍醐味。
■ 妄想劇場:パン太郎との夜
深夜、料理とワインでほどよく心がほぐれたころ、
ふとキッチンの片隅(本当は脳内)でパン太郎が話しかけてくる。
パン太郎「おっ、今日も腕が鳴ってたね!柳刃包丁なんて渋すぎるだろ!」
私「やっぱり道具にもこだわりたくてさ。スカルペッタのために料理する夜も、悪くない」
パン太郎「今日のアクアパッツァ、あれ最高だったよ。スープを最後まで吸ってもらえるの、パン冥利に尽きるってもんさ!」
私「食べ終わったお皿、きれいすぎて洗うのもったいないな」
パン太郎「いや、最高の賛辞だよ!また新しいスカルペッタメニュー、楽しみにしてるからね」
■ まとめ
自分の好きなものを、とことん突き詰めてみる。
ちょっとした異国の風景を、食卓に持ち込んでみる。
それだけで、夜は思った以上に豊かになる。
今夜もパン太郎と、
「最後の一滴まで」
しっかり味わい尽くすぞ!