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社員も知らないKDMの起源を求めて 前編

文具・文房具のKDM(Knowledge Designer’s Mart/ナレッジ・デザイナーズ・マート)のブログです。お客様に伝えたい想いや、KDMスピリット、はたまたKDMの日常の舞台裏まで。私たちのありのままの姿を発信しています。

最近立て続けに「帳簿」に関する記事が発信されました。
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実はつい先日KDM倉庫からたくさんの陶器、帳簿、絵はがき、文学全集などの歴史を感じさせる品々が発掘されました。
中でも一番目を引いたのが「古い帳簿」です。
この帳簿から在籍社員も知らない会社の歴史が見えてきました。

私達の会社は100年以上続いています。
今は株式会社ナレッジ・デザインという企業になっていますが、最初はある山間の町の商店が始まりだと言われています。

100年企業あるあるですが、事業内容は時代により変わっていることが多いです。
さて、私達の会社はどのように変化していったのでしょうか。

【初代 浅治郎期】

「浅治郎さん」は現オーナー兼社長の曾おじいちゃんとのことです。
早速帳簿を解読しようとしたのですが、

どうしよう、達筆すぎて何が書いてあるか9割9分からない・・・。

表紙には大福帳と書いてあり縦長の帳面が7冊結びつけられています。もちろん2020年では全く見られない綴じ方です。
内容は販売台帳のようで、わずかに読めるのは「キツケ」という単語。
そして、石ケン、ヘーヤピン、ビンハサミ、ヨージ、ハケ、帯芯。

この帳面だけから当時をうかがい知るのはどうしても難しかったので、4代目であるオーナーに当時のことが伝来していないか聞いてきました。

なんとナレッジ・デザインの始まりは旅籠でした。

旅籠と同時に雑貨用品店をしていて、お客様に納めた品物を記録していたのがこの帳簿だったのです。
キツケという言葉の意味を調べてみると、居住宅以外の立ち寄り先や仕事場へ送るときに用いるという意味があるようです。

気付け薬??と最初は思いましたが、おそらく仕事場へ商品を届ける意味ではないかと考えられます。

当時の屋号でしょうか、「ふじきや」という文字が表紙に見えます。浅治郎期には薬屋の事業も始まりました。

まだまだ昭和平成時代の書店事業、文具専門店事業はまったく出てきません。いったいこの後何がおきるのでしょう。

次回は二代目藤蔵期、三代目義朗期です。