手紙を書こうとする度に困ることがあるんです。
多くのレターセットは3枚もしくは5枚入りが主流なんです。(気にしたことありますか?)
手紙を送る相手が決まっていたり、そこまで頻繁に手紙は書かない、なんて人は封筒3枚でもなかなか消化できないのではないでしょうか。私もそんな理由で消化できないレターセットが溜まっていく上に、送る度に封筒の柄を変えたいが故にトキメク柄を買い漁り、お家にレターセットがどんどん溜まっていってしまいます。積読ならぬ、「積文」(読み方はお任せします)。
そんな小さな悩みを解決してくれたのが、古川紙工さんの「今日のお手紙」だったんです。「今日のお手紙」の中身は、封筒2枚、便箋4枚入り。この枚数がちょうどいいんです。
私が紹介するまでもなく、もはや文房具界ではベストセラーに近い商品であります。きっと、私と同じ小さな悩みを持った文通人がたくさんいたのでしょう。
トキメク柄に出会える。
このレターセット、まだまだ魅力があります。「今日のお手紙」シリーズはとにかく柄の種類が豊富です。(40種類以上の柄が発売中)
「今日のお手紙」という商品名からも想像できる通り、メーカーさんの「いろいろな種類の中から、その日の気分や送る相手によってレターの柄を選んで楽しんでほしい」という思いが込められています。
季節ごとに限定柄も発売されているので、季節の変わり目にお手紙を送る際にも重宝します。豊富な種類なので、必ずあなたのトキメク柄があるはずです。ちなみに私のお気に入りは「花束」柄。メーカー営業さんによると人気ナンバーワンの柄だそうです。自分の感覚が思っているより大衆寄りで少し驚きましたが、多くの女性はトキメク柄ですよね。
ロフトさんとのコラボ柄「紙町珈琲店」のシリーズも、定番品とは違うテイストでとっても素敵。ついつい集めたくなってしまいます。
一般的には、「コトリびより」、「ミモザ」、「グリーンフラワー」などが人気。大人の方でも、プレゼントに添えたり、御礼の一言に使用しやすい柄が多いのも魅力ですね。
一筆箋とレターセットの違いとは?
ところで、一筆箋ってみなさんは馴染みがありますか?
社会人になって、友人に手紙を書こう!と思い立ったとき、まず何を書こうかな〜と考えます。手紙に書いて伝えたいことといえば、「元気ですか」「お変わりありませんか」「お互い身体に気をつけましょう」くらいです。レターセットの便箋のサイズの多くはA5またはB5。1枚埋めるので精一杯なんです。
そこで一筆箋が登場します。
一筆箋とは、縦18cm×横8cmほどの短冊型の細長い便箋(B5サイズの約5分の1)。デザインフィル ミドリ「手紙の書き方」より
このサイズ、絶妙なんですよね。縦書きの場合、行はおおよそ5〜7行。季節の挨拶からはじまり、前述した伝えたいことを羅列すると1枚ほとんど埋まるので、便箋の空白が気になって他に何書こうかむんむんと悩むことも無くなります。
「今日のお手紙」を筆頭に、一筆箋+封筒スタイルのレターセットは近頃増えつつあります。エルコミューンさんのLucia /ルチア一筆箋や、プロペラスタジオさんのSuossiki/スオシッキひとこと箋セットなど、紙モノ界隈ではブームのようです。
他にもあります、オススメの使い方。
手紙やお礼状を書くだけではなく、他にもオススメの使い方があるので紹介します。
「今日のお手紙」の封筒には、中封筒が入っています。中封筒が入っているということは・・・。そうです、「金封(のし袋)」として使用できるのです。
一般的な金封やのし袋は、柄やデザインが似たものが多いのが現状です。そこまで煌びやかじゃなくてもいいな、とか、もう少し気軽にお礼を渡したいな、などシーンに合わせて選べるのが「今日のお手紙」を金封として使用するメリットです。加えて、美濃和紙を使用することで送る側の品も感じさせることができるのも魅力的です。
「今日のお手紙」の魅力を語ってきましたが、ここ最近手紙を書く機会が増えた方は多いのではないでしょうか?かくゆう私も、年に1〜2回ほど定期的に会っていた友人と会えない期間が続き、手紙を書く回数が増えました。送る相手や季節、シーンによって柄を選べるのがやっぱり最大の魅力だと改めて思いました。
暖かい日が少しずつ増えてきて、冬の終わりを感じるようになってきた今日この頃。「今日のお手紙」の春柄を使って、春の訪れを友人にお届けしようと思います。