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お祭りのやぐら彫刻は死ぬまで続けます

関東の祭りでは神輿(みこし)を担ぐのが一般的ですが、関西では京都の祇園祭や、岸和田のだんぢり祭りのように、下部にコマ(車輪)が付いたものを引いて街中を練り歩くのが一般的です。

お祭りといえば、神輿と地車

新型コロナウィルスの影響で、さまざまなスポーツイベントやコンサート、演劇などが中止になっています。現時点では一時的に自粛が解除されている方向ですが、まだまだ先行きは不透明で本当に以前のような世界に戻ることは難しいかもしれません。

わたしたち日本人にとって、スポーツやコンサートの開催中止や延期もさることながら、初夏から秋に向けての「お祭り」の開催が危ぶまれているのは悲しいですね。今回の取材は、お祭りで使用する子供やぐらの彫刻に携わっている秋岡由紀穂氏(61)にお話を伺いました。

関東の祭りでは神輿(みこし)を担ぐのが一般的ですが、関西では京都の祇園祭や、岸和田のだんぢり祭りのように、下部にコマ(車輪)が付いたものを引いて街中を練り歩くのが一般的です。秋岡氏は、産まれ育った実家のある泉南市樽井区のお祭りに参加されており、泉南市では「だんぢり」ではなく「やぐら」と呼び、街中を曳行されているそうです。

お祭りでは笛を担当する秋岡氏。「昔は笛吹童子と云われていましたが、今は笛吹きおじさんですよ」と笑っておられました。

 

泉南市樽井区「濵中講」のやぐら

 

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