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懐かしの赤青鉛筆

小学校の授業などで活躍する「赤青鉛筆」。はるか昔に小学校を卒業した筆者にとっては、すっかりその存在を忘れかけている「懐かしの文具」というイメージだけど、そもそもなぜ1本で2色なのか。す、すごく気になる…。今回はそんな赤青鉛筆についてお話。

赤青鉛筆なのに色は「朱」と「藍」のナゾ

色鉛筆の半分が赤、もう半分は青。

しかしよく見ると赤は朱色、青は藍色と微妙に色が異なる。色が違うのになぜ「赤青」と呼ばれているのか…。

そもそも赤青鉛筆は、鉛筆が主流だった大正時代に訂正用鉛筆として作られたと言われている。

大正3年発行の眞崎市川鉛筆株式会社(現・三菱鉛筆株式会社)の目録には、「月星印朱藍色鉛筆」という製品が紹介されており、当時は「朱藍色」となっていたことが分かる。

ではなぜ「赤青」になったかというと、、、

 

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