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社員も知らないKDMの起源を求めて 後編

文具・文房具のKDM(Knowledge Designer’s Mart/ナレッジ・デザイナーズ・マート)のブログです。お客様に伝えたい想いや、KDMスピリット、はたまたKDMの日常の舞台裏まで。私たちのありのままの姿を発信しています。

初代浅治郎期、二代目藤蔵期を経てナレッジ・デザインは三代目義朗期に突入します。

社員も知らないKDMの起源を求めて 前編
社員も知らないKDMの起源を求めて 中編

この頃の帳簿には、すでに「ヤマトノリ」「ぺんてる」「クレパス」「セロテープ」「マジック」というメーカー名や商標が現れ始めます!!
もちろん算盤もありますよ。関連記事
なんだか文具店らしくなってきました。

そして本や文房具の他に新たなアイテムが出現します。

「コーセー」「フアンデション」「ポウダーブラシ(パウダーブラシ??)」

学校備品の他に先生の個人用途の商品も納めていたようです。この時期には雑貨の枠を超えて化粧品部門が本格的にスタートしました。

出店:郷土出版社「保存版ふるさと揖斐・本巣・山県」
左から二番目の美人は現社長の母、だっこされているのが現オーナー兼社長。

その他文献をみると、屋号は「信田屋デパート」でした。

お代金を頂くと「領収済」というハンコが押されています。この帳簿で売掛管理まで行っていました。

このノートは和式帳簿という名前で、現在の会計帳簿に近くなってきました。

当時非常にスタンダードなスタイルだったようでコクヨクロニクルに掲載されている帳簿にそっくりです。
しかし、装飾に微差がありメーカー名も違います。

その名も「龍宮」。
少なくともネットでの情報は得られませんでした(すごく気になりますが、今日は調査断念)。

三代かけて書籍事業、化粧品事業、雑貨事業が誕生したところで一区切りです。
この後KDMという業態が生まれるまで「哲彦期」のお話しはまた次の機会に。